Mです!今回は、弊社に入社した経緯をお話ししていきたいと思います!
テーマパークのスタッフになった私ですが、2020年に私の考えを変える出来事がありました。
それは、世界がコロナ禍となり、今までの常識が変わってしまったことです。
私はそれまで、大好きなこのテーマパークで、一生働く!と決めていましたが、考え方が変わりました。
まず、自然災害や不景気の際、直接打撃を受ける娯楽産業は、いくら大きな会社でも遠い将来の保証がないということを今回改めて実感しました。
そして、テーマパークスタッフとして最上級のサービスを提供するノウハウを身につけた私になら、他の業界でも活かし、たくさんの人を笑顔にし、元気にできるのではないかと考えました。
その中でもIT業界は、市場規模が拡大しており、これから衰退する可能性が極めて低いと考えたため、候補に入れました。
正直、色んなところに片っ端から応募して、お話を色んな人から聞いてみようと思い、弊社もそのうちの1つであり、『第一希望です!!』という感じでもありませんでした。
いざ、面接をしていただいた時に、『弊社で何をしたいですか?』のような質問をもらい、「日本を元気にしたいんです」と答えました。(詳しくは入社までの道のり2をご覧ください!)
私がこのことを周りの人や、他の会社の方にお話すると、何それ(笑)と、ちょっと笑われたり、意味がわからないと言われたり、あまり理解してもらえたことがなかったんですね。
ですが、私に面接をしてくださった方は、本当に真面目にきいてくれて、さらっと受け入れてくれた気がしたんです。
また、同じような考えの社長がいるということや、その方の考え方などを教えていただきました。
もう私はすっかりファンになってしまい、面接が終わったと同時に、私ここがいい!!とそれしか考えていませんでした。
正直、ITのことは全然わかりませんでしたが、まあいけるだろ!と思っていました!(笑)
根拠のない自信のように見えてなんとなく根拠はあります。
入社までの道のり1・2でお話しした通り、私は四六時中空手しかできない、勉強していても怒られ、空手のことしか考えてはいけない、一見クレイジーな家庭で育ちました。
どうして自分ばっかりこんな思いをしなくちゃいけないんだろう。
普通の家庭に生まれたかった。と、毎日思っていましたし、私のことを空手ロボットのように扱う父を憎んだりしたこともありました。
ただ今考えると、私が空手に奪われていた時間、同じように父も自分の時間や体力を犠牲にして教えてくれていたんですね。しかも、娘に嫌われると自覚しながら。
その目的は、
『何もかもを犠牲にして努力する習慣を身につけ、一つのことを極め抜いた人は、他に新しいことを始める時、どんなことでも、上手くいくから』です。
努力しなさい、努力しよう。と心に決める人は多いかもしれませんが、じゃあ努力って具体的に何でしょう?
頭が良くなりたい人が毎日スタバに教科書を広げて座っていたら努力?
なんとなく勉強していたらそれは努力?
私は高校生の時、総体などで負けて泣きながら『部活練習を頑張った!』『毎日全力を尽くしたからいいんだ!』と慰め合っている人たちが嫌いでした。
頑張った頑張った!全力を出し切った!!土日も休まず練習した!
そんなことを言い聞かせてまた団結力を深め、いいよなあ〜部活の時にしかやってないのに、正月とかコタツでぬくぬくしているんだろうに、家に帰ったら温かいご飯を食べて適当に宿題をこなして寝ているだけなのに努力したと思い込んでいていいな〜〜と思っていました(笑)
父が毎日のように私に言い聞かせたことがあります。
『お前は今、長い下りのエスカレーターに乗っているんだ。歩くのをやめると少しずつ下に下がってしまうし、歩いているだけだと景色は何も変わらない。全力で走らないと上には登れない。でも、今全力で走ったら今度は上りのエスカレーターに乗れる日が来る。』
幼かった私は、わかっているようでわかっていませんでした。
でも今考えると、下りのエスカレーターをただ立っているだけの人は何もしていない人。
歩いている人は、与えられたやるべきことを当たり前に頑張っている人。
そして、走って駆け上ろうとしている人は、人が見えないところで頑張っていて、人がサボっている時にチャンスだと思って頑張ることのできる人。
だと私は思います。
そして、走り抜けることができた時には、努力を努力だと思わなくなる。
つまり、他の人にとってエスカレーターを全力で駆け抜けないといけないような大変なことが当たり前に習慣化してしまうことが、「上りのエスカレーターに乗れる」と言うことではないかと思います。
努力って、わかっているようで実はよくわからないものです。
それを、父は全力で、私の人生のために教えてくれていたんだなと、思います。
私は今、下りのエスカレーターに乗っています。
近道はありませんが、早く登る方法は誰よりも知っています。
一度しかない人生の中で、たくさんの時間を割いて、1番大切なことを教えてくれた父に、仕事で成功して、前にお話しした、私の理想の姿になって、恩を返そうと思っています。
長い長い入社までの道のり、ご覧頂きましてありがとうございました!